本当にいい男は海の環境をしっかり守る

海はとても魅力的な存在ではありますが、様々なルールを守らなければ危険が降りかかるという二面性を持つ場所でもあります。水場としての危険はもちろん、危険な生物も生息しており、また天候によって激しい影響を受けることになります。
しかし、そういった危険から自分の身を守るだけでは立派な海の男とは呼べません。危険から身を守るのはそもそも当然のことで、そこから更に周囲へも配慮できて始めて格好いい男となるのです。
海に関するマナーの中でも、特に海そのものを守るためのマナーについて紹介します。皆さんはこのマナーを守れるナイスな不惑であってくださいね。

「原生生物との触れ合い」は禁止です

ダイビングで海中へと潜ると、海の豊かな自然資源だけでなく、その中に暮らす様々な生き物たちと出会うことになります。自然の中で生き物たちと触れ合う……なんて書くと美しい光景のように思えますが、海の生物との接触はご法度です。
美しかったり可愛かったりする魚や、どこかユーモラスなウミガメなど、見ているとついつい撫でたり触ったりしてあげたくなる気持ちは理解できます。しかし動物園のふれあいコーナーとは違い、海に暮らす野生生物である彼らにとって触れ合いはストレスや恐怖でしかありません。
彼らを無駄に疲れさせてしまうだけでなく、時には野生生物ならでは防衛方法で攻撃されてしまうことさえあります。場合によっては手傷を負うこともありますし、毒を持つ危険な生物だっているのです。
海の生物を守るためにも、そしてあなた自身を守るためにも、決して海の生物には触らないでください。安全かつ海の生物を怖がらせない距離を取りつつ、見るだけ、撮影するだけ。これが海の男としてのマナーです。
また、野生生物に餌をあげるのも禁止されています。合わない餌をあげるのがダメなのは当然ですが、彼らが食べられる餌であってもNGです。
これは餌を与えてしまうと、野生生物が人間を警戒しなくなってしまうためです。人間は餌をくれるものだ、と勘違いしてしまった野生生物が不用意に人間に近づいてしまえば、様々なアクシデントの元になるでしょう。野生生物に寄られてしまった人は迷惑や危険を被りますし、時には野生生物の身が危険にさらされてしまうでしょう。
あくまでも野生生物と人間は別の世界に生きるもの。適度な距離を保ち、近づき過ぎないようにするのが最良です。

キレイなサンゴを守るために

沖縄の海などでは、美しいサンゴ礁を見ることができます。色とりどりできらびやかなサンゴが一面に生えている光景は非常に美しく、きっと誰もが感銘を受けることでしょう。
しかし、サンゴは極めて繊細で、虚弱な生き物です。ほんの少し触れただけで崩れてしまうこともあれば、時には触れた部分から弱っていき、そのまま死んでしまうことさえあるのです。
美しいサンゴをもっと間近で見たい、とついつい近寄りたくなってしまうかもしれません。しかし、サンゴに触ってしまうような距離にまで近づくのはやめましょう。そしてサンゴの近くを通る場合は、手足の先からフィンの先まで触れないように気を配りましょう。うっかりフィンがぶつかったためにサンゴが傷ついてしまった、というケースが跡を絶ちません。