ダイビングで古代遺跡をめぐる!?沖縄の不思議スポット

沖縄の海には国内屈指の豊かな自然資源があり、それらが作り出す風景はとても美しいものです。ダイビングやボートレジャーの際にもそういった自然風景を目当てにする方が多いのですが……実は、沖縄の海には遺跡が眠っています。それも一箇所ではなく、複数箇所に渡って存在しており、中には非常に巨大なものまであります。さらにダイバーにとっては都合のいいことに、そんなに深くない地点にそびえるものまで。 もちろん自然風景も大変に美しいもので、それらを存分に味わうのも楽しみ方の1つです。しかし、ちょっと変則的なダイビングの楽しみ方として、海底遺跡めぐりなんていうのも乙かもしれませんよ。

ビッグスケールな与那国島の海底遺跡

沖縄の海に眠る海底遺跡の中でも、もっとも有名なのが与那国島の海底遺跡です。日本の最西端に位置する与那国島にある新川鼻という岬。そこから100mほど先の沖合の水深20mほどの地点にこの遺跡は眠っています。
遺跡はまるで城のような防御機構を備えた要塞にも見える構造をしていて、南北に150m、東西に250mというたいへん広大なスケールで展開されています。高さも26mほどあり、特に高い頂上部は海面から出ている状態です。
キレイな直角でつくられた階段やがっしりとした城門、そして遺跡内から石器やクサビの跡が見つかったことから、人がつくったものに間違いないと言われています。遺跡に付着したサンゴが2000年以上経過したものだったため、少なくとも2000年前の遺跡ではないか、との説が有力です。
かつては地上にあった建築物が水没してしまったものだと予想されています。

北谷近海のピラミッド状遺跡

沖縄本島の中頭部にある北谷町。その近海にも海底遺跡が発見されています。こちらは水深19mほどの海底に眠っており、本島から行けることもあってダイビングに訪れるのは比較的簡単です。
こちらの遺跡は5段にわかれたピラミッド状で、全体が石でできています。海底から上部までの高さが10mほどある中々に大規模なもので、迫力ある光景を見ることができます。

慶良間諸島近海のストーンサークル

「ケラマブルー」と呼ばれる、青く透き通った海で有名な慶良間諸島にも遺跡が存在しています。こちらはストーンサークルのような形をした海底遺跡で、その中央にはセンターサークルという円形の遺跡があります。このセンターサークルは直径、高さとも3mほどある中規模なもの。
しかしそこからさらに四方へと道のようなくぼみが何10mも伸びており、道の先には祠のようなものまで発見されています。また、階段のような構造物やピラミッド状の岩なども発見されており、ここもほぼ人工物と見られています。

これらの他にも粟国近海などでも遺跡は発見されています。一部の遺跡は、沖縄諸島の陸上にある遺跡と共通の構造が発見されており、関連性があるのではないか、と推測されているようです。
また、遺跡とは少し異なるロマンとして、沖縄の海には沈没船も沈んでいます。第二次世界大戦の時のアメリカの駆逐艦「USSエモンズ」が古宇利島の近海に沈没しています。
こちらは水深約40mと深い地点にあり、ダイビング上級者のみ潜ることができるスポットになっています。いつか熟練したのなら、その威容に間近で触れてみるのも良いでしょう。きっと心が震えますよ。