ビギナーのための、海を選ぶコツ

Cカードを取得したばかりのビギナーダイバーの場合、数あるダイビングスポットのなかでも限られた場所でしか潜ることは難しいでしょう。一見波も穏やかで、潜れそうな雰囲気の場所でも潜ってみたら潮流が複雑で、高レベルの海だったという場合もあります。ほかにもボートダイブをメインとしているショップだとダイブ経験数50回以上というように、制限を設けていることもありなかなか思うように潜ることができません。そこでビギナーが海を選ぶ際、どこに注目して候補地を選べばいいのかを整理してみました。

ポイントその1、静かな海を選ぶべし

ビギナーの場合は必須ともいえるのが、穏やかな海であること。まだほとんどダイブしたことがない、というような場合は波や潮流がほとんどなく、水深の浅い海を選ぶようにしましょう。潮流があるポイントだとある程度脚力も必要ですし、知らず知らずのうちに流されてしまった場合に冷静に対処できるスキルも必要です。さらに水深が深い場所へ潜るなら中性浮力がきちんととれるようになってからでないと、なかなかうまく潜れません。最初のうちはまずダイビングになれることを意識し、海のなかの景色を楽しんだりというのは後回しです。

ポイントその2、ダイブにベストなシーズンに挑むべし

ふたつめもビギナーの場合は必須の条件。海によっても違いますが、どの海に潜る場合も1年でいちばん波が穏やかで、天候が安定している季節を選びましょう。例えば沖縄の場合、なんとなく夏がよさそうなイメージですが非常に台風が多いことでも知られています。そのため真夏に行くよりも少し時期をずらし、台風シーズンでないときに行くのが無難です。天候が安定していないと風も強くなりがちで、海が荒れやすくなります。始めたばかりのビギナーダイバーにとって荒れた海は非常に危険。ヘタをすれば命にかかわる事故に巻き込まれる可能性もありますので、季節選びは慎重にしましょう。

ちなみに本州の海のなか、というのは陸よりも2ヶ月ほど季節が遅れているといわれています。例えば8月の場合、海中は6月頃と同じぐらいの水温で長時間入っていると意外と冷えるんだとか。そのため本州の海のベストシーズンは9月頃。海水温が1年でもっとも高いうえ海水自体が澄んでいるのでとてもきれいで、なおかつ体が冷えにくいので長時間楽しむことができます。

ポイントその3、目的を設定する

ダイビングをする目的、というのは人によって様々です。ただ潜ることが楽しい、という人もいれば海中で写真をとることが目的の人。海中の風景を見るのが好きな人、潜ることで癒されることを目的としている人など本当に多種多様。ですがもっとも多いのが、魚など海の生物を観察することを目的としている人です。

そのため少し潜ることに慣れてきたら、一度は見てみたいというような生物がいるスポットへ出かけてみてはいかがでしょうか。最初は海中の風景どこではなく、とにかく無事に潜って戻ることで精いっぱいかもしれませんので、慣れてきたらでOKです。生物がいるスポットを下調べしてみて、もし少々高いスキルが要求されるようならそのスキルを重点的に磨けばいいのです。こうして目的を達成したら次の目的を探し、そのためのスキルを磨く、というようにステップアップしていけば中級者であるライセンスを取得することも夢ではありません。ビギナー中のビギナーであるCカードだけでは潜れる海にも制限があるため、とことんダイビングを楽しみたいならステップアップは避けられません。そしていつも目的をもってダイビングをしていると、モチベーションの低下を防ぐことにもつながります。どんどん潜って、ステップアップを目指しましょう。