3つの危険を回避~ボートで沖に出るときには

小型船舶で沖に出るときには、多くのことに注意する必要があります。ただ転覆にだけ気を付ければOK、というわけではありません。その日の天候、海のコンディションによって、危険も増えます。そのすべてに対処できなければ、真の海オヤジとは言えません。

気持ち悪い…だけじゃない船酔い

ボートで海に出るときには必ず酔い止めを服用していきましょう。船に酔うと気分が悪くなるだけでなく、操縦もアバウトになります。まさか他船と接触することはないと思いますが、海図が読めなくなり、港に帰着できなくなる可能性もゼロではありません。

また同乗者がいる場合は、相手にも悪印象を与えてしまうでしょう。単純に海に向かって嘔吐している姿はみっともなく、幻滅されます。「そんな初歩的な対策もできずに何がボートだ」…そう思われたくなければ、決してこういった平凡なミスを犯してはなりません。

命を脅かす熱中症

盛夏、ボートの上でずっと日差しに当たっていると、体には熱が溜まります。熱中症は誰かの介助なしでは復活できません。こればかりは命を脅かす可能性もあるので、必ず日差しを避けるための帽子と長袖のTシャツは用意していきましょう。もちろん、海水は飲み水にはならないので、水分補給のためのドリンクも多めに持参してください。

軽い日射病になったときのために、冷えピタなどのグッズがあればより便利です。額だけでなく、わき腹などにも貼って、症状がひどくなる前に速やかに帰港しましょう。

突然の雨と体温低下

海上では、突然天気が変わることがあります。特に春は、晴天からいきなりの土砂降りになることもあるので、体温を低下させないために、レインコートと厚めの上着は必ず持参してください。人間は体温が下がると思考力・判断力が鈍り、ボートの操作能力も落ちます。当然雨が降ると海も荒れるので、タイミングを見て引き返すのがベストでしょう。

海はあまりにも広大で、そして危険がいっぱいです。船酔い、熱中症、体温低下…すべてが船からの落下事故に繋がるので、安全のために、必ずライフジャケットを着用しましょう。危機管理能力の低いオヤジは、決してパートナーを連れて海に出てはいけません。